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執筆者の写真管理人

安城 楽描き会のスケッチ旅行

少し前のことになってしまいますが、10月中旬 スケッチブック展安城メンバーでスケッチ旅行に行ってきましたのでご報告いたします。


スケッチ旅行の企画・幹事は安城展の新しい会友さんのKengoさんです。

元々は安城メンバーだけではなく神戸のメンバーも参加予定でしたが、あいにく都合がつかなくなり色々お声がけした結果安城のメンバーだけになりました。

幹事のKengoさんは2月のカラーフォーム安城展を観にいらした事がきっかけに

スケッチブック展に参加する事になり、佐久島展から本格的に会友さんになられました。


もともとスケッチが大好きで毎日のルーティンでもあるKengoさん。

是非スケッチブック展のメンバーとスケッチ会がしたい!と、長年通い続けておられる

前職の保養所がある長野県の蓼科にみんなで行こう!となりました。


信州の蓼科は山々が美しい言わずと知れた観光地。

信州はとても広いですし大自然もいっぱい、見どころが沢山ですよね、筆者はあまり蓼科のエリアは行ったことがなかった気がします。


今回の旅はとても素敵な山荘だということで、保養所と言ってしまっていいのかというくらい立派なところで期待が膨らみます。

それと、上田市にある『無言館』という美術館もKengoさんのお勧めということで蓼科から少し距離があったのですが日程に組み込みました。

なんでも参加メンバーは無言館に行ってみたいとずっと思っていたのでそれも叶う事になりました。


まずは1日目。

Kengoさんの運転する車でメンバーを安城市内で一人ずつ拾って愛知を出発。

サービスエリアを寄りつつ信州に入ります。

お昼ご飯はとっておきのお店、信州蕎麦の『時香忘』さん。


隠れ家のようなお蕎麦屋さん

お蕎麦屋さんとは思えない素敵な建物!


極粗挽き寒ざらし熟成盛り蕎麦。↑

限定 寒ざらし熟成 夜明け蕎麦。一日8食限定ですって! ↑


これもkengoさんおすすめのところなのです。

知る人ぞ知る、蕎麦職人が打つこだわりの十割蕎麦。

まず大自然の中に佇む素敵な建物にびっくり、食して美味しさにびっくり!

香りとコシのある今まで食べたことのない食感のお蕎麦に感激しました。

お店の店内はもちろん、ロケーションの良さも素晴らしいし、最後の蕎麦湯も蕎麦の実のプチプチと良い香りでたまりませんでした💗


その後は道の駅などを覗きながら蓼科へ。

お天気は快晴とはいかず曇り空ではありましたが、蓼科の山々の景色を楽しみながら山荘に着きました。紅葉には少し早かったのですが、山荘のスタッフさんに紅葉している木々の場所を教えてもらい、スケッチをしました。




ゆったりとまるで避暑地の美術館のような保養所。


今年は野生の鹿が多いようで、あちこちで鹿の群れを見かけました。

山荘はとても敷地が広くて、鹿がすぐ近くまで来て人間の様子をうかがっていました。




スケッチをして落ち着いたところで、温泉へ。山荘のお風呂が温泉なのです。

のんびり浸かったあと、夕食までの時間は軽く一杯して、リビングで談笑。

マンションのお部屋のように各部屋にリビングがついていて、とても立派な施設でした。


夕食はこれまた、企業の保養所とは思えないくらい素晴らしいお品書きのコース料理。

酒豪のKengoさんが信州産のワインを注文し皆で乾杯!


揚げ物やお浸しなどなど・・・料理長手作りの野沢菜のお焼きも添えられています。↑

牡蠣と帆立のクリーム煮。↑

合鴨の陶板焼きなど・・・

乾杯〜  ↑

って部屋でも先に飲んでたけど・・・


部屋に戻った後も、まだあんまり描いてないよね、と追加で頼んだワインを飲みながら

スケッチ!  ↓



そしてお決まりの記念撮影。

ちょっと酔っ払って描いてたりするからどうでしょうか!?(笑)



翌日は朝食後に温泉にもう一度入ったりしてのんびり。

山荘の支配人さんともお話ししたり、とても気さくなスタッフの方々でした。

しまいにはKengoさんが蓼科でスケッチブック展をやりたい!と盛り上がりました。


また来年も蓼科旅企画したいね、と話しながら山荘を後にしました。


その後は念願の『無言館』へ向けて出発〜


『無言館』とは戦没画学生慰霊美術館です。

ここ数年前?24時間テレビのドキュメンタリードラマや日曜美術館で紹介されていたので

ご存知の方も多いかもしれません。

開館は1997年で、第二次世界大戦で没した画学生の遺族を訪問して遺作を収集して美術館にした施設です。


無言館。上から見たら多分十字の形をしています。↑

「記憶のパレット」という名の慰霊碑。489名の名が刻まれています。↑



画学生の多くは東京藝大の前身 当時の東京美術学校や,

武蔵美・多摩美の前身 帝国美術学校などの学生、他に美術学科でなくても皆本格的に絵を描いていた学生たちなのです。

遺作となってしまった絵の横には氏名、出身地、学校学科名、亡くなった戦地の国や死因、年齢まで記されています。


愛用していたイーゼルや筆、家族に宛てた手紙など、遺族が大切に保管していたものも展示されています。


戦地に行く前に恋人や家族をモデルにした絵、好きだった風景も描かれています。

手紙には絶対に帰るので家族をよろしく頼むとか、戻ったら将来パリに留学させて欲しいと希望を書いている人もいました。

そして戦死した年齢はほとんどが10代〜20代の若き画学生なのです。



第二展示館。ドーム状の天井には画学生のデッサンなどがびっしりと貼られています。


美術館では涙をこらえながら観ている観覧者が多かったように思います。

凛とした静かな空間、鼻をすする音が響いていました。

誰もが胸を締め付けられる気持ちになりますが、絶対に観ておくべき美術館だとも思いました。


観終わって、私たちはなんて恵まれてるのだろうね、もっと描かなくちゃね、

と話しなら無言館を後にしました。




その後は道の駅に寄って名産のものを見たり買ったりして帰路に就きました。


今回はKengoさんの企画で宿から交通費の計算、予約、運転手までしていただき、大変お世話になりました。信州は旅慣れているとはいえ、あまりに至れり尽くせりの旅で

充実したスケッチ旅行になりました。




今後もスケッチ会もしくはスケッチブック展を絡めて旅を計画するのがとても楽しいのではないかと感じました。なんだかんだ口実のように出かけてみた筆者ですが、地元以外の活動も視野が広がっていいものですね。


巡回でスケッチブックが旅していますが、それについていく楽しみもスケッチブック展の醍醐味かなあと思います。









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